「今日、フリーダは眉毛をそりました」から始まり、時間を遡ってお話が展開します。『猫のミーラ』は、日本語と英語のバイリンガルの美しい絵本。

時間を遡るにつれ、猫の名前がなぜミーラなのか、フリーダはどうして眉毛をそったのか分かります。

私は2匹猫を飼っていて、1匹は17才。最近、座っているときもなんだかユラユラしていて、相当なおじいちゃんになってしまった様子です。

そんな彼を見ていると、一緒に過ごしたことが色々思い出されて、毎朝ちゃんと起きてくれるか心配で、動いているのを見るとほっとします。

友達が日経新聞の日曜版のBeautiful Booksでこの本が紹介されているのを教えてくれて、内容を知らずに読んで、泣いてしまいました。猫を飼っている人は特に心に響くと思います。

二度目に読んで、主人公の女の子、フリーダの誕生のシーンで、フリーダ・カーロの絵が壁に掛かっているのに気づきました。

そういえば、この女の子の眉毛はつながっているじゃないですか!

この絵本は、フリーダ・カーロへのオマージュ作品だったのでした。

フリーダ・カーロは、自画像しか知りませんでしたが、少し調べてみると壮絶な人生を送った方なのですね。表紙にもドクロが。。。

井上奈奈さんの絵本は、不思議でちょっと考えさせられて、大人が楽しめる作品です。

A Cat Named Miira by Nana Inoue

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